歯が生えそろう4歳以降は、むし歯のリスクと隣り合わせになります。お子さんが4歳になったら一度、歯科医院を受診していただきたいと思います。
また、むし歯予防はもちろんですが、この時期に歯並びをチェックしておくことも重要です。4歳頃になると永久歯の配置がだいたい決まるため、将来どんな歯並びになるかが予測できます。早い時期に不正歯列になる可能性を予測できれば、6~7歳で矯正治療をスタートでき、小学校を卒業するまでに治療を終わらせることができます。そうすることで、歯を抜かずに歯並びを整えられる(非抜歯矯正)可能性が高くなります。
北越谷の藤田歯科医院が小児歯科のゴールとしているのが、「12歳の段階でむし歯がなく、きれいで効率よく噛める歯並びをつくること」。そのためには、早い段階からむし歯予防に取り組み、各年代に合った方法で、理想的な歯並びを育成していくことが重要です。
親御さんだけの力で、お子さんの正しい発育を導くのは非常に難しいことですから、ぜひ当院を利用していただきたいと思います。私たちは、医療従事者という立場ではありますが、「ドクターと患者」という関係ではなく、お子さんを「家族」だと思って診療にあたっています。親御さんと同じ気持ちでお子さんに向き合い、親御さんと手を携えながら、お子さんの健やかな成長を目指していきます。
子どもにとって歯医者はとても怖い場所です。当院では、お子さんの様子をしっかりと観察して、その子が「どのくらい頑張れるのか」を見極めるようにしています。そのうえで、その子の「最大限」を少し上回るところまで頑張ってもらう方針で診療にあたっています。この「少しの頑張り」がお子さんの自信になり、毎回、前向きな気持ちで次のステップに踏み出せるようになるのです。
0歳の頃から生活習慣に気を配ることで、むし歯になりにくい口腔内環境を育むことができ、正常な味覚を形成できます。そして、これが生涯の健康な体の基礎になるのです。
なお、親御さんの付き添いに関しては、基本的に、お子さんの状態をしっかりご理解いただくために親御さんにもユニットに入っていただいています。ただし、お子さんに一人で頑張ってもらうため、あえて親御さんに外していただく場合もございます。お子さんの気持ちや治療段階に合わせて判断させていただきます。
フッ素塗布
歯質を強くする効果があるフッ素を歯に塗ることで、むし歯になりにくい歯をつくります。フッ素塗布は、特に乳歯や生えたばかりの永久歯のむし歯予防に効果的です。
シーラント
シーラントは、むし歯になりやすい奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋めることで、食べカス・歯垢が溜まるのを防ぎ、むし歯を予防する処置です。乳歯の奥歯や6歳臼歯のむし歯予防に効果的です。
歯みがき指導
正しい歯みがきを覚えてもらうことで、むし歯菌の住処である歯垢を効率的に取り除けるようにします。
シュガーコントロール
糖分の摂取をコントロールすることで、むし歯菌の栄養になるものを少なくします。糖分を摂取する回数が少なくなれば、それだけ、むし歯になるリスクも抑えられます。
咬合誘導
まだ顎がやわらかい子どもの時期であれば、顎の成長を利用しながら、歯並びを整えることができます。当院では、床矯正やバイオネーターという装置を使って、咬合誘導を行っています。
【咬合誘導のメリット】
過剰歯の抜歯
通常の本数以上に生えてくる歯(過剰歯)があると、歯並びを乱してしまう原因になるため、ほとんどの場合で抜歯をします。
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